乗客を乗せるドライバーのデメリット

クレームの対応を求められる

ドライバーの求人にはいろいろな種類がありますが、その中でもよく見かけるのがタクシーやバスといった、乗客を乗せるドライバーの求人でしょう。配送のドライバーと違って重い荷物の積み込みがなく体力的には楽といったメリットがあり、高齢者にも人気があります。しかし、荷物ではなく人を乗せて運転するという点でデメリットもあります。まず、最初に挙げられるのはクレームへの対応でしょう。たとえば、特急列車に乗り遅れないためタクシーに乗った乗客が、結局、駅についても間に合わなかった場合、クレームをつけてくる可能性があります。

乗客を乗せるドライバーの仕事を考えている人の中には、人付き合いがあまりうまくないので、一人でできる仕事がいいという理由を持っている人もいるかもしれませんが、クレーム対応もうまくこなせるコミュニケーション能力がないとなかなか大変と言えるでしょう。

景気によって収入が変わってくる

常識では推し量れない客が乗ってくるというのもデメリットの一つです。たとえば、まったくお金を持っていないのに乗ってくる人、あるいは泥酔していて、自分はお金を払いたくないなどと支離滅裂なことを言ってくる人も少なからず存在します。こういったアクシデントに遭遇しても、臨機応変に対処できる能力も乗客を乗せるドライバーには求められるでしょう。また、忘れてはならないデメリットが存在します。それは景気によって給料が左右されてしまうという点です。

不景気で自由に使えるお金を持つ人が減ってくると、旅行に行く人や夜の街に飲みに出る人が減り、必然的に観光バスやタクシーの客も減ってきます。そうなれば、ドライバーの給料も下がってきてしまうというわけです。